誰も、僕の言葉を信じてくれない。

 僕が、Aさんといい空気になっていたとして、それを、Bくんに邪魔をされた。結局、AさんはCくんと付き合った、という出来事があったとする(もしも、の話です)。「いい空気」というのは僕の主観なので、それを証明することはできない。証明することはできないが、「間違えてなければ付き合えたんだよなぁ」と、僕が愚痴を溢したとする。そうすると「気のせいですよ」とか、「向こうはそんなつもりなかったんですよ」と、返ってくる。酷いときは、「ぬいぺにだよ」と言われたこともある。それは、Bくんの話なのに。そこでムキになって、そんなことはない、とか「~~って理由があると思う」と、僕が説明すると、一方的な片思いを正当化する、認知の歪んだヤベー奴扱いされる。

 なんで、誰も僕の言葉を信じてくれないんだろうか。信じなくてもいいから、可能性としてありうるかも、くらいのところで残してくれないのだろうか。僕が男だから、「歪み」という性質を押し付けやすいのだろうか。僕の押しが弱いから、罪を全部なすり付けて楽をしたいのだろうか。

 仮に真実が明らかになって、僕の言ってることが正しいとわかって、皆が謝ったとしても、もう、誰も信じたくない。

 全ての人間は、死んでしまえばいいのに。