悪意があってやっている訳ではないのはわかっているけれど

www.google.com このままだと、発狂してしまう 本当のことを話してください

苦しい 助けて 本当のことを話して

誰も、僕の言葉を信じてくれない。 僕が、Aさんといい空気になっていたとして、それを、Bくんに邪魔をされた。結局、AさんはCくんと付き合った、という出来事があったとする(もしも、の話です)。「いい空気」というのは僕の主観なので、それを証明することは…

グッドウィル・ハンティングという映画がある。色々と鼻につくところもあるが、いい映画だ。天才的な数学の才能を与えられた主人公ウィルが、育ちの悪さゆえ自分の才能を自覚しつつも真正面から向き合えない、という話だ。 私は、ずっと自分のことをカスだと…

サイコパスイッチ

恐怖を感じないことがある。怒鳴られている時や、他人に陰口を叩かれている現場に遭遇した時、人前で発表する時なんかに、スイッチが入る。板についた作り笑いを浮かべ、その場の行動の最適解を考え、自分の感情と行動を切り離せる。 先ほど、アルバイトの面…

短文

ニートなので昼寝をしていた。昼寝をしていたら、2022年の夏の夢を見た。私は彼女を待っていた。結局、夢の中では会えなかったが、それでも幸せだった。 仮にあの春に付き合うことができて、恋人として夏を過ごしていたとしても、その時間は永遠じゃないんだ…

ライバル

私は、「ムカつく」ことがあまりない。友達に恋人ができるとか、自分だけニートなのに他人の就職先は決まっているとか、どんどん年下の知り合いにライフステージを追い抜かれているが、悔しいとか、羨ましいといった感情が湧かない。おそらく、そもそも生き…

短文

何かの流れで服装の話になって、「僕、お洒落だからw」と傲り芸をかましていたら、「じょーんさんは、お洒落ですよ」と真顔で言われた。「マジトーンで言わないでよw」とさらにヘラヘラしていたら、「じょーんさんは、お洒落ですよ」と、真顔で何回も繰り…

ナポレオン・ボナパルト

人生で何度か、私に「父性を授けよう」としてくれる人に出会った。私を叱り、どやし、威圧し、そのことに慣れさせようとしてくる人たちに。私は、それに怯え、「やめてほしい」と感情を伝え、抵抗したが、彼らはそれをやめてくれなかった。冷静に考えると、…

言い訳

できないことをなぜできないのかと迫るのは、残酷だな、と思う。 よくある例えだが、アルコール中毒者は酒を飲んでいると同時に、酒に飲まされている。その構造から抜け出すことは自分の理性のみでは不可能だ。 DVをしてしまう男は、殴りたくて彼女や子供を…

ニーチェすこすこ同好会

私は、自分を大まかに右翼左翼で分けると、左翼であると認識している。核兵器はなくなって欲しいし、あらゆる差別は消えて欲しい。だが一方で、左寄りの人たちと馴染めるかというと,、そうでもない。 彼らは、群れている。群れている左翼は、群れること自体…

【小説】あさこ

あさこは、三兄弟のおねえちゃんでした。 あさこには、お父さんと、お母さんと、弟と、妹がいます。あさこと弟は、同じ小学校に通っています。妹は、まだ保育園に行くような年でした。 あさこは、家族の誰にも言えないことがありました。実は、夕ご飯の時間…

無限、無限

人間は、規則性を見つけた時に「笑い」が発生する生き物だと思う。所謂「あるある」は、無秩序な日常の中に、「○○をするときは××が発生する」という規則を見つけて、なぜか面白くなってしまうのだ。「お笑い」も、「振って、振って、外す」という、自分で作…

怒り、救済

私は、放課後デイサービスと呼ばれる施設で、子供たちの面倒を見るアルバイトをしていた。「愛情を注ぐ」という動作を繰り返すうち、段々と身体がそれを覚えてきて、少しずつ他人を愛するという感覚を覚えた。そんな中、ある女性に出会い、私は恋に落ちた。 …

【小説】海

「ザブーンザブーン」 ゆうたは、生まれてはじめて海を見ました。山で育ったゆうたは海を見たことがなかったので、お父さんとお母さんに頼んで海に連れてきてもらったのでした。 海は、とても大きいものでした。ゆうたの想像の何倍も何十倍も大きいものでし…

味覚障害

私は、定期的に感情が死ぬ。感情が死ぬのは、大体が理不尽さに触れた時だ。例えば、いじめが起きていたとする。いじめが起きて、被害者生徒が我慢に我慢を重ね、最終的に加害者生徒を殴ったとする。そこで「殴った」という事実だけが切り取られ、被害者生徒…

僕の名前は、スカビオです

クマが人里に降りてきたとする。その場で捕獲し、山奥に連れて行けばそのクマは殺さないで済むかもしれない(知らんけど)。しかし、人間が餌をあげたりして人里に居着いてしまって、最終的に人間の肉の味を覚えてしまったら、そのクマはもう殺処分するしか…

はじめに言葉ありき

高校に碌に通っていなかった。人生に目標はなく、やりたいこともなく、なりたい自分もなく、お昼ごはん代で一日一冊漫画を買い、駅のベンチなどでそれを読み、部活の先生と喋りに学校へ行く。そんな暮らしをしていた(あと一単位落としていたら高校は留年だっ…

【小説】檻のなかのクリスマス

ある寒い冬の夜、サンタクロースは世界中の子供たちにプレゼントを配って回っていました。 サンタクロースが道端で、次に訪ねる家の場所を確かめていると、おまわりさんに声をかけられました。 「そこのきみ、なにをしているのかね」 サンタクロースは正体を…

【小説】ドムと傘

こぐまのドムは、駄菓子屋さんに来ています。お母さんから貰ったお小遣いをもって、おやつを買いに来たのでした。 しかし、森から街に降りてくる頃、雨がポツリポツリと降りはじめ、駄菓子屋さんに着く頃にはザアザア降りになっていました。 「ごめんくださ…

【小説】ペス

雨が降る5月の午後、たばこ屋の軒先で、一匹の野良犬が雨宿りをしていました。野良犬は、何日もごはんを食べていなかったので、なにか残りものをもらえないかと思って商店街へやってきたのでした。しかし、ここ何日も雨が降りつづいていたため、客足が遠のき…

【小説】真っ黒なスカビオサ

しろうさぎの村に、いっぴきのくろうさぎが生まれました。「呪いの子じゃ」しろうさぎのおばあさんはそういうと、生まれたばかりのくろうさぎを、村の片隅にある薄暗い小屋の中に閉じ込めるようみなにいいました。 なので、くろうさぎは、大きくなった今も、…

おわり

高校を卒業した後、束縛ストーカー野郎に捕まった。風俗やAVの話ばかりするやつで、少女漫画育ちの私は一緒にいるのが辛かった。しかし、彼の誘いを断ることが出来なかった。どうにかこうにか逃げ出して、ケータイも着拒しても、教えてない家電に着信が来た…

続・失恋の優しさ

以前、失恋の感覚が好きだ、という話をした。それが自分の中で深化した感覚があるのでもう少し言語化してみたい。 私は、あまり音楽の善し悪しがわからない。周りの音楽をやっている人間から勧められた曲・アーティストを聞いたりはするが、大体が「なんとな…

サンタ感 ver.0.02

初期の記事は比喩や表現がぬるいな、と読み返して思うので、書き直していきたいです。 幼少期、私のところにサンタクロースがやってきた。 幼い私はプレゼントを貰えて嬉しかった反面、おじいさんが身銭を切ってプレゼントを買い、寒空の下世界中の子供たち…

健全な魂

「仲良くしている女性」が、健全な魂になりたい、と言っていたことがある。ニュアンスとしてはわかったが、全く同じものを共有できているかはよくわからなかった。 最近、プライドをなくす方法について友人と話した。方法についてはおいていおくが、結論とし…

驕り芸

私は褒められることが苦手だ。褒められると居心地が悪いし、どうリアクションしたらいいのか未だによくわからなくなる。しかし、褒められることが苦手な根幹の理由は、その場の空気の気まずさではなく、「褒められることを自分が許せない」からであろう、と…

ケア

「ケア」という行為について考えることがある。 私は、自分をケアをする側とされる側に分けるとすると、圧倒的にする側だな、と最近気づいた。もちろん、ケアとはされている最中はそのことに案外無自覚なものであり、している時は「やってやってる」感が出て…

町田康『告白』

中学の時、一切勉強をしていなかった。学年が上がる際、数学の教師に呼び出され、「どうにかなると思ってるだろ」という旨の説教を受けた。 大学を休学していた時期、学費を稼ぐため介護のアルバイトをしていた。最初に勤めていた会社の直属の上司に、「なん…

僕はジェダイだ、かつて僕がそうであったように

最近、「仲良くしている女性」ととても仲良くしている。もしかしたらお付き合いできるのかな、と期待してしまったりすることもある。 楽しくおしゃべりをして、美味しいお菓子を分けあって、満ち足りた気持ちで過ごしたような夜は、寝る間際に不安になったり…